35年ぶり二輪教習がんばります!

33年ぶりにリターンライダーになってみたらへっぽこライダーだった(^^ゞ
54歳のおっさんが初心を取り戻すべく大型二輪教習に挑みます。

(2段階-7) 大型二輪教習 16時間目(超過4時間) みきわめ

2段階 項目:17 教習効果の確認(みきわめ)


7月8日暑い暑い日
いよいよ「みきわめ」です。

いつもは昼前後の時間に予約を取るのですが、今日は朝一。
1時間目の「みきわめ」が不合格なら、少しでもキャンセル待ちのチャンスを増やして、
今日中に「みきわめ良好」を貰いたいという魂胆です(^^ゞ



最後になるかもしれない「ウォーミングアップ走行」を終え、
検定の発着点でエンジン停止、降車して「みきわめ」の説明を受けました。
いたって簡単で、
「卒検に合格できる走りが出来れば、これが最後の教習です」。
「検定のつもりで走ってください」。
「ではどうぞ」ということで、まずは①コースです。



周りを確認、ハンドルをまっすぐにしてバイクを起こす。
後方確認してバイクにまたがり、後ろブレーキを踏んで、ミラーを直す。
エンジンをかけ、後方確認して右足を着き、ギアをローに・・・。


エンストしました~(^^ゞ


サイドスタンド上げるの忘れてました~(^^ゞ


言い訳その①
NC750の取り回しもずいぶん慣れましたが、やはりまだ乗降時に、
いつもコカすんじゃないかと苦手意識があり不安です。
実際は教習中にコカしたことはないんですけどね。
言い訳その②
いつもは二輪待合室の前にバイクがあり(教習の終わりにそこに止める)、
そこからバイクを外周路まで押していき、そこで乗車しエンジンをかけます。
「バイクを起こす」と「後方確認してバイクにまたがる」の間に、「サイドスタンドを上げて、周りを注意しながらバイクを押して歩く」があるのですが、

今回初めてその場で乗車するってことを経験したので、言い訳その①の「コカさず乗車」を気にするあまり、サイドスタンドをすっかり忘れてました~(^^ゞ

普段、SRではまたがってからサイドスタンドを上げローギアに入れるのですが、
この時は「なぜエンストしたか」教官に指摘されるまで分かりませんでした(^^ゞ
ちなみに33年ぶりにリターンした時、そんな安全装置を知らず何度もエンストしました(^^ゞ
さらにちなみに、ウインカーも押して消すって知りませんでした。



さて、最初からやり直し、法規コースを回ります。
朝一ってこんなに教習車が走っているんですね。
スピードは出せないし、またクルマとの距離を気にしてウインカーが遅れたりしましたが、優先とか右左折時の「待ち」など良い練習になりました。


そして後半の課題コース。「波状路」「クランク」「坂道発進」「S字」と自信をもってクリアできました(^o^)

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さて、2段階最後、教習最後の「みきわめ」の途中ですが、ここでニュースです。

ワタクシ、
「スラローム開眼!」いたしました~ヽ(^o^)ノ


ずっとずっとスラロームが苦手でした。
今までのボクは(極端に悪い時は)、
①倒しこみが遅く、前輪ではなく自分の体がパイロンの横に来た頃に曲げ始める。
②体重移動だけでバイクも立ち上がり、行く方向にもすでに向いているのに、
「あ、アクセル入れなきゃ」と思って次のパイロンに近い位置でアクセルふかす。
③エライ勢いで次のパイロンをとっくに過ぎたころに曲がる。
④あとはメチャクチャ。


いつも他の方の教習を見ていたり、いっぱいネットやブログも拝見して、
思ったよりパイロンから離れて通る、早めにバイクを倒す、ということに気づき、
ずっとずっとイメトレしていました。
①ニーグリップを意識して
②思っていたよりパイロンから離れて通る。
(前輪をパイロンの横1mくらい離れたところを通す)
③早目に顔向けして、早めにバイクを倒す。
(「前輪がパイロンの横に来た時に次のパイロンを見て曲がる(バイクを倒す)」とよくコツに書いてあるけど、そこから「せーの」って倒すのはボクには遅すぎるみたい)
(バイクが一番倒れたときに自分の体がパイロンの横くらいになるよう早めに倒す)
④一番倒れたころにアクセルを短く入れる。
⑤それをリズミカルに5回繰り返す。


1段階の時、スラロームで何度も何度も補習になり、最後にハンコをもらった時間、
ちょっと「出来たかな」って思った時がありました。
何度も何度も落ちて「ダメかも」と気が焦ったがために、タマタマ早めに倒し、
タマタマ早めにアクセルを入れて、タマタマ上手くいったのだと思います。
でもその時は「出来た理由」が分かっていなかったから、その後は上手くいかず・・・。


1ヶ月くらいイメトレしてたでしょうか。
でも、なぜか1列目のパイロンを通過するところまでしかイメージできませんでした。
これには自分でも気が付いて、一生懸命2列目以降をイメージしようとしたのだけど・・・。


それが前回の教習が終わったとたん、開き直ったのか、不等間隔スラロームで「3列目が」とか「2列目4列目が」とかブログに書いたからなのか、たぶん前者でしょうが、
いきなり最後のゴールまでイメージできるようになりました。
それも自分の目線と、少し俯瞰して見ているイメージと両方で。


前輪はこの辺を通す。ニーグリップと目線が大事。
この辺で前輪が行きたい方を向いたらアクセル入れる。5本リズミカルに。
一番最初に教官に教わったことが「すべて」です。

でも一番大切なのは、1列ずつのパイロンの回り方ではなく、
入口からゴールまでリズムよく走る、というイメージだと思います。
イメージ出来れば、ラインとか倒し始める場所とかアクセル入れるとかは、
自然に体が動くと思います。でも14時間かかりましたけど(^^ゞ。


大型二輪なら、2速アイドリングでアクセルもブレーキも使わず、
体重移動だけでパイロンにあてず、8秒くらいで通れるでしょう。
実際ボクも最初の教習からそれは出来ました。

そして2段階になってからは教官も、
「パイロンに当たらなければいい、5点の減点で済む」と言います。
確かにそうだと思います。

でも「ある課題」が出来ないまま卒検に受かって免許を得ても、
その後、自信をもって公道を走れるか、というと、少なくともボクには自信がない。
スラローム出来なかったとずっとずっと思っているでしょう。

ボクがもっともっと教習を受けたいと思っていたのも、
そうなるのが怖かったからだと思います。
もともと大型バイクや免許が欲しいのではなく、
技量を上げたいと教習所に通ったという思いもあるし。


まぁそれが、前回の教習の最後に教わった、
 「自分の技量を認識し、その中でゆとりをもって運転する」ということだろうけど。



まだ、もっと完璧にしたいってのはありますが、
でも最後の最後に「スラローム出来るようになった!」と思えたのは嬉しいヽ(^o^)ノ。
良かった~ヽ(^o^)ノ。


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次の一本橋もOK。一本橋も最初ゼンゼン出来なかったな~(^^ゞ。
踏切も急制動もOK。発着点に戻って降車します。


この教官は前の時間も担当で、16時間中4時間担当してくれた教官です。
「全く問題ないです。特にスラロームは良かった」と言ってくれましたヽ(^o^)ノ


最初の(自分でも気づいた)右折時のウインカー遅れを注意され、
左折右折が連続する交差点の走り方を教えてもらいました。
左折はインベタで、右後方を確認して斜めに走る。


止まった時にバイクが斜めでも良いそうです。



次に②コースを走って、
「法規は良く走れています。スラロームは1回目の方が良かったけど、
波状路と一本橋は2回目の方が良かった。時間も全部クリアです」。
嬉しいヽ(^o^)ノ。嬉しいヽ(^o^)ノ。


「残りの時間、コースを回りますか?課題をやりますか?」と聞かれて、
「課題をやりたいです。特にスラローム!」と答えました。
「では後半の課題だけをやりましょう」ということで、
乗車からやるのですが,
また!サイドスタンド上げるの忘れた~(^^ゞ


課題だけを2周と、
最後は時間いっぱいまで「スラローム」だけを走らせてもらいましたヽ(^o^)ノ
全部上手く出来たとは言えないけど、最後の1本は自分でも「一番上手くできた」
と思えました。良いイメージで終われてよかった。



教習が終わりバイクを降りる時、
教官が「お疲れさまでした。」と大きな声で言ってくれました。
今までも言ってもらってたのかもしれないけど、今日はやけに印象的に感じました。


あぁ、教習が終わってしまった・・・。



そして通常は、待合室でその教習の結果や注意点を聞くのですが、
今日は合格とか不合格とか言う前に「卒検検定のご案内」という紙を渡されました。

「ありがとうございます!」


「できるだけ早く検定は受けてください」
「できれば今日、検定の予約をして帰ってください」
今日の教習の事は何も無く、検定での注意点も特に無く、
すごく良い笑顔で「お疲れさまでした。体調万全で頑張ってください」と。


ボクも「(今まで)ありがとうございました」といつもより深く頭を下げて。

標準12時間の教習に4時間オーバーの16時間かかりました。


次にこの教習所に来るときは「卒業検定」です。
決戦は来週土曜日7月15日。

今日の教習で少し自信ができた。
でも35年前の中型二輪の時は、
思わぬ「クランク出たとこでエンスト転倒」で1回落ちてます(^^ゞ


がんばるぞ~!!!
あ、サイドスタンド、サイドスタンド・・・(^^ゞ。