35年ぶり二輪教習がんばります!

33年ぶりにリターンライダーになってみたらへっぽこライダーだった(^^ゞ
54歳のおっさんが初心を取り戻すべく大型二輪教習に挑みます。

(2段階-2,3) 大型二輪教習11-12時間目(超過4時間)

最近、バイクのバランスよりも「自分自身の身体バランス」に不安が・・・(^^ゞ
二輪の待機場所にある「バランスバイク」

普通2段階のお姉さんが上手に乗っていて、ちょっと貸してもらったら

「ゼンゼンできない」「1秒もできない」
でも、ただ目線を遠くにするだけで、結構10秒くらいは出来るようになりました。
目線が本当に大事だなと思う今日この頃です(^^ゞ


さて、6月17日の教習は実車での「回避」1時間と「シミュレーター」1時間。
ここの教習所は、それ用の予約を(順番に)取らないといけません。
その教習が行われる時間も限られるようで、
今日は午後16時10分からといつもより遅い時間からの教習となりました。
実際、「回避」や「カーブの安全走行」は教官が2名必要で、教習コースの一部を占有したり、他の教習車を止めたりして、安全を確保して行うので、「いつでもできる」というわけにはいかないんだと納得しました。
やはりというか、ボク一人ではなくて同じ段階の20代のお兄さんと2名での教習です。



教習11時間目
最初は「カーブの安全走行」。
カーブに幅90㎝?くらいでラインが描かれていて、その中を、
「はみ出さないように一定の速度で走り、違いを体験しましょう」というものです。
1回目は20キロ、2回目は30キロ、3回目は直線40キロから安全速度に減速して走ります。
これは一人ずつではなく、教官―ボク―お兄さんと連なって走りました。
ウォーミングアップからの順番でタマタマそうなってしまったのですが、
「前を走って後ろのお兄さんに迷惑かけたらイヤだな」と思いつつ、
でも後ろが上手い方が安全だろうと思い返し(^^ゞ


1本目の20キロでは、はみ出してしまいました(^^ゞ
2本目、3本目はちゃんと意識して走ったので、上手く走れました。
意識か、集中力か、一番簡単だと思われる20キロを失敗するところが、
ボクの課題だと思います。


ただこれは出来る出来ないではなくて、
20キロより30キロの方が車体をより倒さないと曲がれない、
直線でスピードを出してもカーブ手前で減速すれば安全に曲がれる、
というのを認識するものです。



次は「回避」。
40キロで走ってきて、前方の教官が「赤い棒」を右に出したら左に、左に出したら右に、
上に出したらまっすぐ止まる回避行動を取るというものです。
注意点は「ヤマを張ることなく指示を見てから行う」「避けてからブレーキを掛ける。決して避けながらブレーキを掛けない事=転倒の危険」「無理をしない事」。


1本目は練習で最初から右に出すと決まっていて左に避けます。
ちょっと避け切る前にブレーキをかけたかな?また1本目を失敗した(^^ゞ
2本目から本番で、また右に出され、ちゃんと左に避けてからブレーキをかけ止まりました。
3本目は、上に出されたのでまっすぐ止まるのですが、赤い棒を持ってない手を右に出して大きく振るもんだから、つられて右に行ってしまいました(^^ゞ
若いお兄さんは上手でしたね。


その後は教官のお話を聞きます。「大型免許を取ったら何に乗りますか?」と質問され、
ボクもお兄さんも「すぐには乗らない」と答えたので、教官はとっても残念そうでしたが(笑)、
「750㏄と400ccでは同じスピードで同じカーブを曲がる時、どちらがより多く倒す必要があるか」
「同じ制動力で同じスピードから止まる時、制動距離が長いのはどちらか」
400㏄から1,300に乗り換えてすぐの事故の話や、排気量や重さによる挙動の違い、さらに二輪と四輪の違いなど、教官の経験を踏まえ面白おかしくお話いただきました。


「大型の特性を理解し、それをコントロールする技術を身に着け、
 大型に乗っていることを意識して走れ!」ということですね。


ボク自信を振り返ってみると、250㏄(GSX250E)に乗ってた20歳のころのイメージが30数年間で変化し、いざ、身体能力も低下したであろう54歳で乗ってみると、そのイメージ通りに行かないことに戸惑っている、って感じかなぁ。
(SR400なので馬力も重さもほぼ昔の250ccと同じ)


落ちた(であろう)技術を取り戻そうと教習に通っていて、技術は教えてもらえるだろうけど、年を取ったという特性(反射神経とか集中力とか?)を認識するのも必要なんだろうな~って思いました。


あと、この時間は課題の説明や教官のお話を聞くたびに、エンジンを切って降車と乗車を繰り返したのですが、お兄さんに比べてボクはとても遅い。待たせてゴメンね(^^ゞ
セルスタートやキルスイッチに慣れないこともあるのですが、
いまだに乗車降車でバイクをコカしそうで怖いんですけど~(^^ゞ


2段階2時限目 項目:9. 12
  9:カーブの安全走行 カーブに応じ、安全な速度と方法で余裕のある運転ができる。
12:回避 障害物に対する急な回避の判断ができ、対応を図ることができる。



教習12時間目
そのまま次の時間もお兄さんと一緒にシミュレーターです。
ボクはおそらく「人生初」のシミュレーターです(^^ゞ
「三菱製Safety rider RS-6000」

キーのところには「XJR」って書いてありました。ヤマハ?
なんでも1千万円くらいするそうで、でももうすぐ半値くらいの「良いヤツ」が出るそうです(笑)
ちゃんと大型、中型、ATなどの「特性」がセッティングされているそうです。


お兄さんと2人で2回ずつ、教官と雑談しながらの教習となりました。
ここで20代のお兄さんが、CB750K0や500SS、クルマもハコスカなどの旧車好きと判明し、お兄さんよりも、ボクとボクと同い年の教官とがむかし話で盛り上がりました (笑)。


さて「人生初」のシミュレーターですが、音も振動も小さいし曲がり方分からないしスピード感もないし、決して実車の代わりではないと思いました。
ボクの年齢では「酔ってしまう」人が多いらしく、
何度も「気分悪くないですか」って聞かれましたが、そのへんは大丈夫でした。


内容としては、よくネットで拝見していた「ありえない運転」や「飛び出し」には注意して、「さすがベテラン」と褒められた(^o^)のですが、2度ほど事故りました(^^ゞ
最初は停留所にバスが止まっていて、「その陰から人が飛び出してくるかな」と思ったら、「バスが急発進!」
もう一度は、右折の指示で中央線に寄って対向車2台とすれ違う時、「2台目がいきなり前のクルマを追い越し」正面衝突。


シミュレーターってすごいんですね。今の運転をレビューしたり、それを真上から見た画面になったり、相手から見た映像を確認できたり!
「停車車両を避ける時はもう少し早く中央線に寄っていれば相手のバックミラーに映る」
とか、
「もう少しキープレフトしていれば相手の車のウインカーが早くから見える」
などを経験しました。


ここでも、危険はどこにでもあるという意識、事前に防ぐ手立てを考えること、
避ける時も重いバイクは特性上ワンテンポ遅れるなど、大型に乗るという意識と大型の特性を強調されました。


2段階3時限目
15複シ:危険を予測した運転 他の交通との関りにおける危険を的確に予測し、危険の少ない運転行動を選べる。



結局、卒検コースを一度も回ることなく、当然「スラローム」も「クランク」も練習することなく、この日の教習が終わって少し残念な気がしないでもありませんが、
楽しい(必要な)教習だったと思います。



あ~、あとちょっとしかない(^^ゞ