35年ぶり二輪教習がんばります!

33年ぶりにリターンライダーになってみたらへっぽこライダーだった(^^ゞ
54歳のおっさんが初心を取り戻すべく大型二輪教習に挑みます。

大型二輪1段階8時間目(超過3時間)みきわめ

項目17 教習効果の確認(みきわめ) 


キャンセル待ちをして(お昼休みを挟んで)2時間後の14時の教習、
・・・呼ばれませんでした。


キャンセル待ちの間、最初の時間を担当してくれた教官に声を掛けられました。
覚えてもらってたのか、バイクのカッコしてたからかは分かりませんが、
「どこまで進みましたか?夏は「地獄」なので今月(6月)中に取れるといいですね」と。
バイクの教官も夏は大変なんだろうな~って思いました(^^ゞ

さらに1時間後・・・他の方が一人だけ呼ばれました・・・。
が!
呼ばれた方がいなかったらしく、めでたく乗車できることになりましたヽ(^o^)ノ


「あ、みきわめの回ですね。」と、教官の担当替えも行ってくれたようです。



さて、準備体操でまたまた新たな問題発覚(^^ゞ
今度は「足首をもって太ももの前側を延ばす」が出来ませんでした(^^ゞ

片足で立ってられなくて、一人ピョンピョン跳ねてました。
バイクどころか自分の体のバランスがとれない。ヤバい、非常にヤバい(^^ゞ



ウォーミングアップ走行をして、「みきわめ」の発着点にて説明を受けます。
「1段階のみきわめ」は何を「見極める」のかというと、


「2段階に入ると法規走行を行う。もちろんその後、免許を取って公道を走る時も、法規を守り、周りの状況を判断して走行することが要求される。
そのためには、バイクの操作だけに(一生懸命で必死で)気を取られていてはいけない。
各課題を「余裕をもってクリア」できるかどうかを見ます。
一本橋は12-13秒、スラロームは6秒台前半を目指しましょう。
やってはいけないのは、脱輪、パイロンに触れる事。もちろん途中の走りも見ます。」


「早速みきわめをして、問題点があれば残りの時間で練習しましょう」


ということで、ボクは、
「なるほどね。でもどうせ落ちるから今回は練習」と思ってました。
あとで、それは「大変失礼なこと」だったと反省しました。



最初に教官の後ろで1周。そして「みきわめ」の開始です。
① 後方確認
② フロントブレーキを握り、ハンドルをまっすぐにしてからバイクを起こし、サイドスタンドを外します。
③ もう一度後方確認をして、ハンドルを少し右に切ってから跨ります。
④ バックミラーを直し、キーをON。クラッチを握りセルでエンジンをスタート。
⑤ ギアをローに入れ右ウインカーを出し(ウインカーが先か?)、後方確認をして、発進!
⑥ 最初は「クランク」。パイロンに当たることなく通過。
先週クランクでの乗り方を修正したけど、それに気を取られて今度はアクセルと半クラがおろそかになった気がする。2つの事を同時に行えない?
⑦ 「坂道走行」後方確認を忘れないように注意して。
⑧ 徐行で坂を下り、キープレフトからウインカーを出して中央線寄りに。
⑨ 右折で「S字」
⑩ そのまま「スラローム」。パイロンには触れませんが、アクセルもライン取りも相変わらず思うような走りは出来ず。タイムは6秒台後半だったと思います。
⑪ 「一本橋」。これも脱輪することは無くなりました。でも「こんな感じならだいたい何秒」という感覚をつかめてなくて、やるたびに1秒は前後します。この時は11秒台だったと思います。
⑫ 外周に出て「踏切」なのですが、すっかり忘れて通過。
後ろを走っていた教官にクラクションを鳴らされて初めて気づきました。
やってもうた~(^^ゞ
⑬ 「目標停止」急制動ではなく40キロまで出して3回の均等なブレーキで目標位置に止まる。これは問題ないと思います。
⑭ 発着点に戻る時は、停止なので左ウインカー。ギアをニュートラルにし、ウインカーを消し、キルスイッチでエンジンを切り、メインキーをオフにする。後方確認をして、ハンドルをちょっと右に切って降りる。サイドスタンドをかけ、ハンドルを左にいっぱい切って終了。



同じことをもう一度やりました。
でも「みきわめ」なのに、ボクの頭の中は、
「クランク」「スラローム」「一本橋」、「クランク」「スラローム」「一本橋」。
「課題が不安」「課題が不安」「課題が不安」ばかりでした。


教えてもらったばかりの「踏切」はちゃんと止まって左右確認しましたョ(^^ゞ
でも「一本橋」はたしか1本目よりタイムは悪かったと思うし、
「スラローム」はパイロンを思いっきり倒してしまいました。
アクセルが長い、バイクを起こすためにほんの軽く入れるだけでいい。
あとは目線とバイクを倒すだけで1秒くらいはすぐに短くなりますよ、
と指導されました。



その後、やはり「課題をもう少しやりましょう」ということで、
また「クランク」-「一本橋」-「S字」-「スラローム」のコースを3周か4周くらい回りました。


「この教習所は厳しいから、この程度では絶対不合格だな。でも今回はどうせ練習だし1回余分に練習させてもらえて、キャンセル待ちしてよかったな~」と思いながら走ってました。



まず「クランク」。今までは左折で進入して左折で出る。その後も左折左折だったのでウィンカーは出しっぱなしでした。でも今回は左折でクランクを出てすぐに右折します。クランクの最初の角を曲がったところで「あれ、ウインカーどこで切り替えるんだ?と思ったとたん、バランスを崩して左側のパイロンの列をなぎ倒しましたっ!
今までで一番の事故でした。
パイロン倒しちゃだ~めだ~」って教官が悲しそうにおっしゃいました。


クランク自体の走り方としては(今ブログを書きながら思うに)、曲がり方は前回修正したので、もう少しアクセルを回し半クラとリアブレーキでスピードをコントロールするようにすれば、安定してクリアできるかなって思います。



「一本橋」は「たぶんもう脱輪はしない」し、「10秒以上でも走れるようになった」と思ってたのですが、タイムを稼ごうとして粘って粘って最後の最後、あと5cmか10㎝くらいで落ちました(^^ゞ
脱輪はだ~めだ~」ってまた教官が悲しそうにおっしゃいました。



「スラローム」は、結果として、タイムをクリアしてパイロンにも当たらないようには走れる。
でも、やるたびに毎回ゼンゼン違う走りで、今まで一度も上手くいったと思ったことが無いです。
1列目を回ってアクセル入れる、2列目3列目はアクセル入れられなくて、また4列目は入れる、とか、
アクセルは全部入れてもゼンゼン倒して回ってないとか。
「5回全部同じリズムで落ち着いて」と指導されました。



再度「みきわめコース」を回ることなく終了となりました。
落ちる気満々で教官の評価を聞きます。


「え~、一応みきわめ合格ということで…」


?! なんと!みきわめ合格しました!

「各課題の安定度・確実度をもっと上げましょう」
「次回からは青いゼッケンを着けてください」
「次までに検定コース①と②を覚えてきてください」
「なにかご質問はありますか?」


ボク「あ、りがとう、ご、ざいま、した…」
その時は、正直、「困る!」と思いました。
スラロームどうすんの!まだまだいっぱい練習したいのに!


でも・・・、


この教習所は目標タイムも高いし、実際に教習も厳しいと思うのだけれど、
わざわざ「みきわめ」を担当できるベテラン教官に変えてくれて、
基準はあるにせよ、その教官の「目」で、可か非かを真剣に見てくれただろうに、
ボクは「どうせ落ちる」「みきわめの練習」だと、真剣に取り組んでいなかった。


とても申し訳ないことだったなと反省しています。

ボク自身としても、まだ2段階のみきわめや卒検があるのに、
試験に挑む気持ちや緊張感を味わうチャンスを逃してしまった。



確かにボクは、大型免許や大型バイクが欲しいのではなく、
今のSR400に上手く乗れるようになりたくて、大型教習という手段を選んだのだけど、
「課題が出来ない」「スラロームが出来ない」ばかりで、次に進むのがコワかった。

自分の理想があって、それに近づけるようになりたいけど、
教習所の段階をクリアしていくことで、基本の技術が身に付くんだと、
「一本橋」で悩んだ時に気づいたハズなのに、また忘れてた。


本当に「各課題」にはまだまだ不安がいっぱいです。
このブログもどのように書こうか迷いました。
「ちょっと失敗はあったけど「みきわめ」見事合格しました~っ(^o^)ノ」
って書くこともできたけど、でも、大事な事を「また忘れてしまわないように」
みっともない心の内を正直にブログに書いておこうと思いました。
(ブログ的には不合格のほうがオモシロかったのに・・・あ、反省してない・・・)


そんなこんなで1段階を8時間かけて終了しました(^^ゞ


さて、グダグダと悩むおっさんですが、
2段階は、前に向かって、それぞれの教習に真剣に取り組んでいこうと思います!


p.s.
みきわめ合格したのは、
どんなに落ちても大丈夫な「安心パック」の損得分岐点が近づいたからというウワサもあります(^^ゞ